モルトとは
ウイスキーの種類を聞かれたときにシングルモルトやブレンデッドモルトなど聞いたことがありませんか?ウイスキー産地や、製造方法、原材料などで種類を分けることができます。モルトとは大麦麦芽のことです。ウイスキーは原材料と蒸留方法でモルトウイスキーとグレーンウイスキーの大きく2つに分けられます。モルトウイスキーはその名の通り大麦麦芽のみを使用し、グレーンウイスキーはトウモロコシ、小麦、ライムギ、未発芽の大麦などを主な原材料として使用します。両者は蒸留方法にも単式蒸留と、連続式蒸留といった大きな違いがありますが、ここでは詳しく扱いません。
モルトウイスキーとグレーンウイスキーを合わせるとブレンディッドウイスキーとなり、バランスの取れた味わいはライト層からディープな層まで人気があります。
シングルモルト
シングルモルトは単一の蒸留所のみで製造されます。モルトウイスキーの中でもより限定した条件の中で造られるため蒸留所ごとの特徴がよくでます。産地によって塩っけがしたり、逆にはちみつのような甘さがあったりして、飲み比べるとウイスキー一本一本の味わいがより鮮明に楽しめます。また、産地の気候だけでなく熟成する樽の種類によってもその特徴が変わり、蒸留所ごとのこだわりの味が色濃く表れるのがシングルモルトの特徴です。シングルモルトウイスキーは味や香りが特徴的なため、苦手に思う人もいるかもしれません。しかし、その分ウイスキー本来のおいしさをたっぷり味わえます!
おすすめのシングルモルト3選!
アードベッグ10年
ウイスキーの生産地として有名なアイラ島のシングルモルトです。ビンには創業年の1815の数字が刻まれていて、200年以上続く歴史ある蒸留所です。その味わいはアイラモルトの中でも特にスモーキーでほんのりしおっけが感じられます。その特徴的な香りは嗅覚も刺激し、スコッチならではのスモーキーさを感じるにはぴったりのモルトです!
アードベッグが気になる人↓
グレンモーレンジ
グレンモーレンジはそのシングルモルトの中では比較的ライトな口当たりでウイスキーが苦手な人でも飲みやすい一本です!香りはかんきつ類を思わせる華やかな香りで、ライトな飲み口の中にほんのりスモーキさが香ります。
グレーンモーレンジのこだわりは製造過程の随所に見られます。仕込み水は泉の湧き水を使いウイスキーでは珍しくミネラル豊富な硬水を使用しています。ポットスチル(蒸留器)はスコットランドで最もヘッドが高いといわれ、高さが5mほどもあります!樽はミズーリ州産のホワイトオークを購入し独自で制作し、テネシー州のバーボン蒸留所に貸与したのち回収し使用します。作りてのこだわりがグレンモーレンジの繊細な味わいに表れています。
グレンモーレンジが気になる人↓
山崎12年
日本初のモルト蒸留所である山崎蒸留所から竣工60周年を記念して1984年に登場したのが山崎12年です。熟成12年を超える円熟されたモルトからフルーティーで繊細な味わいが作られます。
山崎の蒸留所には大きさや加熱方法の異なるポットスチルが並びます。また熟成する樽もミズナラ樽やバーボン樽、シェリー樽など様々です。これらの組み合わせから無数の原酒が造られ、熟練されたブレンダーがヴァッティング(異なる樽の原酒を混ぜ合わせること)することにより繊細で芳醇な味わいの山崎が出来上がります。
山崎12年が気になる人↓
まとめ
シングルモルトの特徴は何といってもその蒸留所ごとに表れる味わい、香りの違いです。気候や水、ポット、加熱方法、樽など一つ違えば味わいも変わってきます。いくつかのシングルモルトを飲み比べてみることでそれぞれの特徴がより鮮明に感じられるでしょう。

